U-FRONT でハードディスクを売るため、完全にデータを消去する。

少しずつ引越し準備をしているわけだが、た?くさん出てくる不要なハードウェア。
明らかなゴミから、まだまだ現役で使える Pocket PC までさまざま。
ハードディスクが4台出てきたが、やはり売る前には完全な初期化処理(データの消去)が必要だ。

この完全なという言葉には、いろんなレベルがある。
まず、ハード的な意味で言えば2つの選択肢があり、

  1. ぶっ壊す。
  2. ぶっ壊さない。

今回は中古屋に売るので、ぶっ壊さない。
ソフト的な意味ではいくつかの手段があり、複数の手段を組み合わせて使うことが多いようだ。

  1. ファイルを消す。
  2. フォーマットする(format コマンド)
  3. ハードディスク初期化ツールを使う。
  4. アンマウント(ボリュームを削除)する。

公になっても構わないデータ/ファイル共有ソフトでばら撒かれてもいいデータ/中古屋の店員に笑われても痛くも痒くもないデータは、1, 2, 4, の手順で十分だと思う。

でも、大抵の人のハードディスクには、アドレス帳/メールログ/ウェブサイトのアクセスログ/エロ画像/エロ動画 などなど、機密にしたいデータがいっぱいだ。
そんな人のために、有料のソフトウェアを使わず、かつ最小の手順でハードディスクを完全に初期化する方法がある!

環境

手順

  1. ハードディスク内のパーティションをすべて削除する。
  2. ハードディスクに1つのNTFSパーティションを作成する。ドライブ名は何でもいい(ここでは仮に Z とする)。
  3. コマンド プロンプト(または PowerShell)を起動し、cipher.exe を起動する。
    ハードディスクのサイズにもよりますが、結構時間がかかります。

    C:\>cipher /w:z:
    できるだけ多くのデータを削除するために、CIPHER /W の実行中
    はほかのアプリケーションをすべて終了してください。
    0x00 に書き込み中
    ................................................................................
    ...................
    0xFF に書き込み中
    ................................................................................
    ....................
    乱数 に書き込み中
    ................................................................................
    ....................
    
    C:\>
  4. パーティションを削除する。

参照